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2015年の飲料業界


■ 2015年の飲料業界



2015年2月から3月にかけて、国内飲料メーカー各社が、2015年5月期の第3四半(3Q)期連結決算短信を発表している。
各社ともに、夏場以降の天候不順の影響で、主力の飲料関連事業の落ち込みが大きくなっているという。


伊藤園は、これまで中国・東南アジアでの販売基盤確立に注力してきたが、2015年2月には米国 DISTANT LANDS TRADING CO.(DLTC社)を連結子会社にし、成長が見込まれるシングルサーブコーヒー事業の拡大と北米を中心とする市場での販売強化を進めている。

このほど公表した同社決算によれば、連結ベ-スの3Q累計売上高は前期比1.7%減の3283億円、純利益54%減の39億8000万円。
この厳しい決算の中で好調だったのは、タリーズコーヒーなど飲食関連事業で、営業利益は27億6700万円で9.5%増であった。

伊藤園の株価は2015年初から上昇基調にのっているものの、業績面では今期通期予想も同程度の減益の見通し。
予想売上高4370億円(0.2%減)、純利益62億円(48.7%減)の見込み。



2月28日に2015年1月期決算を発表したダイドードリンコも、飲料事業の落ち込みを背景に、大幅減益であった。
売上高は前年比3.4%減で、純利益は37.5%減の23億円。


両社とも野菜ジュース類が振るわない。
消費者の健康志向で伸びてきた野菜ジュースだが、ここに来てその伸びが鈍化。
特に、2015年4月の消費税の引き上げ以降は、高付加価値の商品を求める消費者と、低価格商品を求める消費者という、消費の二極化が進展しているという。

JTは、2015年2月に今年9月末をめどに飲料事業から撤退すると発表した。
子会社により自販機運営事業は当面続けるようだが、同社は国内飲料メーカー10位程度に位置しており、「コンビニエンスストアをはじめとする他の販路との競争が激しく、今後の成長が見込めない」という結論に至った。


全国清涼飲料工業会によると、国内の飲料販売金額は2013年に3兆6678億円と過去10年で12%増えたが、直近の販売金額は頭打ちとなっている。
このうち約2兆円は自動販売機による販売だが、品揃え豊富なコンビニエンスストアが大量出店を続けていることで、自販機の最大の強みである利便性も薄れてきている。
このため自販機販売の販売も頭打ち状態だ。

このような状況下、サントリー食品インターナショナルは、相次ぐM&Aにより国外の基盤づくりを急いでいる。
同社の欧州事業は増益が見込まれているという。


国内消費者としては、飲みたくなる新しい商品が次々と投入される競争に期待したいところだ。


ZUU online2015年3月2日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150302-00000008-zuuonline-bus_all
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[ 2015/03/01 07:03 ] 市況 | TB(0) | CM(-)
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